『ハッチング-孵化-』卵から生まれたモノとは・・・【ネタバレ・考察・感想】

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怖さ    ★
ストーリー ★★
グロさ   ★★★

ハッチング-孵化-(字幕版)

原題:Pahanhautoja/Hatching
公開:2022年 
制作:フィンランド・スウェーデン 
時間:86分 
監督:ハンナ・ベルイホルム
脚本:イリヤ・ラウチ

キャスト
シーリ・ソラリンナ 
ソフィア・ヘイッキラ 
ヤニ・ヴォラネン 
レイノ・ノルディン 

あらすじ

北欧フィンランド。12歳の少女ティンヤは、完璧で幸せな自身の家族の動画を世界へ発信することに夢中な母親を喜ばせるために全てを我慢し自分を抑え、新体操の大会優勝を目指す日々を送っていた。ある夜、ティンヤは森で奇妙な卵を見つける。家族に秘密にしながら、その卵を自分のベッドで温めるティンヤ。やがて卵は大きくなりはじめ、遂には孵化する。卵から生まれた’それ’は、幸福な家族の仮面を剥ぎ取っていく。


(出典:公式ホームページより)

 

 


主人公・ティンヤ役は1200人の中から選ばれたシーリ・ソラリンナ。



抑圧された少女の表情の作り方とかが印象的だった。

シンクロナイズドスケートの選手でもあるんだって。


あと、孵化した’それ’・アッリは、CGはほぼ使わず、
特殊メイクで作ったビジュアルだそう。
きもかった。

 
 
 

『ハッチング‐孵化‐』が観られるサブスク ☟  
記事更新時点での情報)

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以後ネタバレを含みます。

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(C)2021 Silva Mysterium, Hobab, Film i Väst

・自分の趣味と仕事に没頭し、ことなかれ主義な父。
自己中心的で見栄とプライドの高そうな母。
幸せな家族ごっこに付き合わされる弟と
母の理想を実現しようと頑張る娘・ティンヤ。
(観てるだけで息が詰まりそうな家族。
そして、1泊するだけでストレスが溜まりそうな壁紙のおうち!!)
 
・そんなティンヤが、拾ってきた一つの卵。
(多分、家に入ってきて母親が首を折って殺したカラスの卵。
カラスの怨念でもこもってたんだろうか)
 
少しずつ・・・


(C)2021 Silva Mysterium, Hobab, Film i Väst
 

少しずつ・・・




大きくなった。
 
!?

(C)2021 Silva Mysterium, Hobab, Film i Väst
大きくなりすぎでは・・・?
炭酸カルシウムのキャパシティ超えてるよ多分・・・
 
そして、生まれたのは、
 
でっかいカラスと人間のハーフみたいなやつ。
 
そして、その生物は、成長するにつれ、少しずつティンヤそっくりの姿になっていく。

(C)2021 Silva Mysterium, Hobab, Film i Väst
(吐き戻した餌を食べさせるシーンすごく気持ち悪かった・・・)
 
・ティンヤが、アッリと名付けたその生物は、怒り、攻撃性、障害、悲しみ、愛されたい欲求、
というティンヤの母親が娘に持ってほしくないものをすべて持つ存在として描かれているらしい。
(公式が言ってた)

・犬、同級生、母親の不倫相手の子供・・・などティンヤが無意識にマイナスな感情を抱いた相手を
アッリは躊躇せずに攻撃する。
(ティンヤが起きてる場合、止めることもできる。どうも7割くらい一心同体でもある様子。)
 
・アッリは、ティンヤが手に負えないほどの暴走を始め、
遂にはその存在が母親に知られてしまう。

母親は、ナイフを持ち出しアッリを殺そうとするが、
ティンヤは自分が卵から育てたアッリに愛着もあり、とっさに庇う。
母親は、アッリではなく、娘・ティンヤを殺してしまう。

・息を引き取る直前、ティンヤの血液がアッリに口移し状態になったことで、
アッリは完全体のティンヤ2へと成長を遂げる。



きっとこの家族は、卵から生まれたティンヤVer.2と
いつまでも家族ごっこを続けていくんじゃないか。
母親が、何事もなくアッリをティンヤとして接している姿が目に浮かぶんだけど。

そんな気がする・・・。

コメント 皆様のコメントでこの映画をより深く分析したい

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