怖さ ・
ストーリー ★★★★
グロさ ・
原題:Les enfants perdus
英題:The Lost Children
公開:2023年
制作:ベルギー
時間:80分
監督・脚本:Michèle Jacob
キャスト:
アイリス・ミルザベキアンツ
リオチャ・ミルザベキアンツ
ルイ・マジス
ロエン・ヴァン・ハウテ
あらすじ:
夏休みを父と過ごすはずだった古い森の家で、10歳のオードリーと兄妹3人が目を覚ます。だが父の姿は消え、森からの脱出は“堂々巡り”。家はオードリーを苛む“不気味なもの”の気配で満ち、彼女は兄妹を守るため、己の恐怖と向き合うことになる――。

童話の甘さは排除、グリム的な暗さの演出で作り上げた子供視点の心理ホラー
こんな人におすすめ🙋♀️
- ホラー映画の“間”と不穏さを感じたい
- 子ども視点ホラー好き
- 考察が好き
- 家族テーマに弱い
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以後ネタバレを含みます。
置き去りにされた4きょうだい
家に取り残された4きょうだいは、父親の帰りを待つが
一向に父親は帰って来ず、自分達だけで生活をする決意をする。
抜けられない森とささやく洞窟
父親を捜すために森を進むが、進行方向が常に行き止まりとなり森から出られない。
そして、次女は洞穴を見つける。
洞穴の中を進んでいくと大きな窓が。
窓越しに覗くと、そこにはベッドに寝ている女性と
それを取り囲む女性1人と男性2人がいた。
(服は4きょうだいがきている服と同じだが、年齢は中年ほど)
中年の3人とベッドに寝ている女性は、
4きょうだいの現在であり、
幼少期の次女は、”記憶の部分”だとわかる。
ベッドに寝ている女性(現在の次女)の頭から伸びているコードは、
それぞれ3人(現在の姉・兄・弟)の頭につながっており、3人が次女の記憶を共有している。
姉から、「あなたのための治療として勧められた」というような発言があり、
記憶を共有し、次女の精神世界に入ることで
次女の心の傷を治そうとしている。
幼少期の次女が見つけた洞穴は、
現在と昔の次女の記憶を繋いでいる””意識の出入口””のようなもの。
ささやき声は、現在の他の3人のきょうだいたちのもの。
そして森は、次女の精神世界。
なのでそこから出ることはできない。
闇に光る怪物の正体
怪物の正体は、次女にとっての””恐怖””の概念であり、
その恐怖のほとんどを占めているのが父親。
家に父親の酒がたくさんあり、
「たまにパパからこんな匂いがしてた」「たまに?いつもよ」という会話からも、
かなりの酒乱だったことが伺える。
また、母親も「怪物が来た!静かに隠れてなさい」と次女を収納箱に押し込んだように、
家族全体で父親に怯えていたことが分かる。
次女の記憶世界の話なので、生身の父親なわけではなく
あくまで”恐怖””の概念。
そのため、いないと信じればいなくなる。
そして光で照らすことによって退治することができる。
長女の痣と次女にしか見えない怪異の真相
長女の痣は、父親が日常的に暴力を奮っていたという証拠である。
怪異が次女にしか見えないことで、この物語の主人公が次女であり、
彼女のトラウマ部分への治療であることが分かる。
酒乱で暴力的な父親を置いて、他のきょうだい3人は家を出たが、
次女は何らかの理由で父との暮らしを続けることになった。
そして、父親が母親を殺害した場面を目撃してしまう。
それ以来次女は精神年齢が子供のままであの家に囚われている。
他の3人は、その次女の治療のために
次女の精神世界に入り、
離れた後の次女の辛さを共有し、力になることで
過去のトラウマや怪物(父親)の呪縛から回復しようとしている
のだと思った。

皆はどう考察した?
コメント 皆様のコメントでこの映画をより深く分析したい