『家をめぐる3つの物語』世にも奇妙な家物語【考察・感想】

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怖さ    ・
ストーリー ★
グロさ   ★

原題:The House
公開:2022年 
制作:アメリカ合衆国、イギリス 
時間:97分 

監督

パロマ・バエザ
エマ・ドゥ・スワーフ
ニキ・リンドロス・バン・バー
マーク・ジェームス・ロエルズ

脚本: エンダ・ウォルシュ

キャスト
ミア・ゴス
マシュー・グード
クローディー・ブレイクリー
マーク・ヒープ
ジャーヴィス・コッカー
スヴェン・ヴォルテル
イボンヌ・ロンバード

あらすじ

謎めいた家をめぐる物語を描き、ガーディアン紙に”心の奥底に眠る恐怖を呼び覚ます、美しく面白い異色のアニメ”と評されたアヌシー賞受賞のアンソロジー。


(出典:Netflixより)

 

 

羊毛フェルトみたいなストップモーション3作品。
不思議な世界観で楽しかった。
 
 

『家をめぐる3つの物語』が観られるサブスク ☟  記事更新時点での情報)

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× × × × × × × × ×

 

 

 

以後ネタバレを含みます。

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第1話 内側で聞こえて紡がれるウソ

貧乏で家を馬鹿にされた父親が、
今の家を手放すことを条件に豪華なお屋敷を契約してきた話。
 
美味しい話には裏がある。
人間は欲望に支配されたら終わり。
必ず、身の丈に合う暮らしというものが存在する。
ということを学んだ。
 
最終的に、お父さんは、椅子に
お母さんはカーテンになりましたとさ。
 
こだわりの強いデザイナーの怨念なのか、
この家自体が不思議な力を持っているのかは分からないけど、
 
両親2人は、この家に住む人間として選ばれなかった。
「あなた方が、この家で存在するのなら椅子とカーテンレベルですね」
 
そんな風に言われたような気がした。(悲しすぎる)
 
 
2人の娘が、慎ましく穏やかに暮らせるように願う。
 
 


第2話 敗北の心理にたどり着けない
 


少しグロ(昆虫)注意な2話目。
(個人的には一番コレが好み)
 
家の改装をし、売ってお金を手に入れたいネズミ
VS
対策しても対策しても湧き出てくる害虫
 
 
その仲を取り持ってくれたのは、
害獣?(ネズミも害獣か)
 
見た目モモンガっぽい気持ち悪い一族は、多分売家を荒らす害虫。(ずっと出てきてた虫)

主人公、疲れすぎてキモイ害虫と
自分の種であるネズミの区別がつかなくなって、ああいうヴィジュアルで見えてたんだと思う。
 
オープンハウスの最後のほう、あの虫に接客してたと思うと泣ける。
 
最後は、理性を失って害虫と一緒に暮らす主人公。
理性なんて持たなくて良い。
ありのままで生きよう、頑張るだけ無駄、って言ってる?(笑)
 
 
 
 
第3話 もう1度耳を傾けて太陽を目指して



これは、そのままタイトル通りの意味だと思った。
自分の考えを曲げず、視野が狭くなっている主人公猫。
アパートの補修に精を出すけど全然うまくいかない。
住人も2名のみ。
それもそのはず。
このアパートの周りはもう水没した町。
住民がいなくなるのは、水が汚れているからでも
内装の問題でもない。
他に行動に移すことあるよね。
 
置かれた場所で咲きなさいって言葉あるけど、
サボテンは水の中では咲かないし
シロクマはハワイでは生きられないし。
前に進むにも、正しい方向を見極めることが大事だよ、
そういうメッセージ性のある話かな、と思った。
アパート自体が船なのは、都合よすぎた。
 

コメント 皆様のコメントでこの映画をより深く分析したい

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