『パール』映画史上、もっとも無垢なシリアルキラー誕生【感想】

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怖さ    ・
ストーリー ★★★★
グロさ   ★★★

Pearl パール

原題:Pearl
公開:2023年 
制作:アメリカ合衆国 
時間:102分 
監督: タイ・ウェスト
脚本
タイ・ウェスト
ミア・ゴス

キャスト
ミア・ゴス
デヴィッド・コレンスウェット
タンディ・ライト
マシュー・サンダーランド

あらすじ

1918年、テキサス。
スクリーンの中で踊る華やかなスターに憧れるパールは、敬虔で厳しい母親と病気の父親と人里離れた農場に暮らす。若くして結婚した夫は戦争へ出征中、父親の世話と家畜たちの餌やりという繰り返しの日々に鬱屈としながら、農場の家畜たちを相手にミュージカルショーの真似事を行うのが、パールの束の間の幸せだった。 ある日、父親の薬を買いに町へ出かけ、母に内緒で映画を見たパールは、そこで映写技師に出会ったことから、いっそう外の世界への憧れが募っていく。そんな中、町で、地方を巡回するショーのオーディションがあることを聞きつけたパールは、オーディションへの参加を強く望むが、母親に「お前は一生農場から出られない」といさめられる。


© 2022 ORIGIN PICTURE SHOW LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

 

 

 


『ヘレディタリー』『ミッドサマー』など癖強A24製作。👏


なんでも、3部作構成らしく
この作品は、『X エックス』の前日譚。
続編の『MaXXXine』も現在製作中。

 
 
 
 
 
 

『パール』が観られるサブスク ☟  記事更新時点での情報)

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Pearl パール

Pearl パール

  • ミア・ゴス
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以後ネタバレを含みます。

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好きだ。
グロさと、主人公の危なさ、生い立ちの理不尽さがうまく混ざり合って
なぜか肩入れして観てしまうタイプのサイコパス。
 
映画のキャッチフレーズ
もっとも無垢なシリアルキラー
こんなにぴったりな言葉ないよね。つけた人天才。
 
パール自身は、自分の人生を生きたくて、
抗えないものに最大限に抗ってきた結末。
 
田舎の農場という閉ざされた空間、
 
毒親の束縛、
 
自分には才能がある
こんなところに閉じ込められて生涯を終える人間ではないという自信、
 
厳しい現実。
 
薄情な男。
 
嫉妬の対象。
 
 
環境にも人にも恵まれなかった。
そしてもともと少しのサイコパス性があった (ここ大事)
 
結局、ダンサーのオーディションには落ちて
農場で暮らすしかなくて
 
” 欲しがるのはやめたの 持っているものを大切にする “
と決意したはいいものの・・・
 
お父さんもお母さんも殺しちゃってるし。
義妹も殺したし。
(オーディションには受かっちゃったけど、良い子だった)
 
両親の死体を”持っているもの”にカウントして
一緒に食卓囲んでるの怖すぎるし、

戦争から帰還した夫を迎えるシーンの笑顔、複雑な表情で凄かった・・・。
 
 
 

今回は、パールの生い立ちに丁寧に焦点が当てられてて好きだった。
3部作目はどんな物語になるんだろ。
楽しみすぎる。

コメント 皆様のコメントでこの映画をより深く分析したい

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