『ミッシング・オン・ハロウィン』10年前のハロウィンの結末【ネタバレ・考察】

怖さ　　　　・
ストーリー　★
グロさ　　　・

原題：Autumn Road
公開：2021年
制作：アメリカ合衆国
時間：95分
監督・脚本：ライリー・キュージック
キャスト：
ローレライ・リンクレーター
ライリー・キュージック
ジャスティン・ミークス
ラー・パーク・リンカーン
ジョージ・ウェルダー

あらすじ：

ハロウィンの夜に妹のウィニーが行方不明になり10年、姉のローラは親友の死を目の当たりにしたショックから、住み慣れた家を離れて故郷に戻る。道すがら、彼女は幼なじみの双子の兄弟、チャーリーとヴィンセントに再会する。2人は父親の跡を継いで、町はずれのお化け屋敷を運営している。ローラは妹の失踪を境に折り合いが悪くなった両親と会うことに尻込みをしており、必然的に双子と過ごす時間が長くなる。双子の弟、チャーリーと親しくなるにつれ、徐々に双子とウィニーの関係性が浮き彫りになっていく。10年前のハロウィンの夜に何が起こったのか、不鮮明な過去に向き合おうとするローラ。その一方で、お化け屋敷にかける兄、ヴィンセントの情熱が惨劇を生み出そうとしていた。新たなハロウィンが近づくなか、ローラはリニューアルしたお化け屋敷に招待される。

(C) 2021 Last Motel Features LLC.

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ミッシング・オン・ハロウィン

ローレライ・リンクレーター

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以後ネタバレを含みます。

・双子（チャーリーとヴィンセント）はどちらも、ウィニーという女の子に恋をしていて、ウィニーとチャーリーは両想いだった。

・ハロウィンの夜、もらったお菓子を食べながらキスをしたチャーリーは、ウィニーのピーナッツアレルギーを発症させてしまう。

・ヴィンセントに助けを呼ぶように求めるが、ヴィンセントは「俺に任せておけ」とウィニーを放置。そのまま女の子を車の中の棺に保管する。

・ウィニーはそのまま行方不明者となり、双子たちは居場所は知らないと答えるのだった。

・それから10年後。父の英才教育の賜物で、双子は町唯一のお化け屋敷を経営中。
「自分たちはもっといいものができる」というヴィンセントと
「今のままで十分」という保守派・チャーリー。

・カッとなりやすいタイプのヴィンセントは、
客とトラブルを起こしたり、自分に攻撃的な態度をとった人間をバールで襲ったりする。
（ヴィンセント、ずっとやってることと、やりたいことが伝わってこなくて怖い。
”噂の通り魔がいるお化け屋敷”でも作りたかったんだろうか。その割には、大勢の人に見られたら逃げてたし、はて？　
いきなり従業員全員クビにしたり突拍子なさすぎて怖い。異常性の描写なんだったら成功だけど。）

・比較的おっとりなチャーリーは、帰郷したウィニーの姉と仲良くなる。
しかし、ウィニーの姉の存在を知ったヴィンセントは、ハロウィンにお化け屋敷に招待し、
姉を、白骨化した妹と再会させる。
（面影がなさすぎて、姉にはウィニーと判別がつかなかったと思うから、ただただ悪趣味な嫌な奴認定を受けるヴィンセント）
そして、姉も同じ棺に閉じ込める。

・ヴィンセントは、チャーリーに「ずっと二人のためにやっていること」「揉め事はすべて俺が処理する」「もう少しなんだ」と感情的に語るが、
「お前の望みを聞かせてくれ」と言い、チャーリーに耳打ちされた後、シュンとなってどこかに消えていく。
（チャーリーがヴィンセントに言った言葉は、「俺の前から消えろ」とか「もう一緒にいたくない」とか決別の言葉だと思うんだけど・・・。）

・ヴィンセントは消え、チャーリーはウィニーの姉とイイ感じの関係性を続ける。
お化け屋敷は閉店？
実家に戻り、あの日、ウィニーとキスをした車に乗ったチャーリーは、涙を流すのだった・・・。

結局、ヴィンセントは何がしたかったんだろう・・・。

チャーリーが最後振り返った車内には、何がいたんだろうね。
助手席にヴィンセントのフクロウの仮面があったといことは
ヴィンセントとかかな？（自殺してそう）

全編通してヴィンセントは、勿論サイコパスなんだけど、
ほぼ自分が殺して、遺棄している状態の女の子の姉と母親と普通に過ごせるチャーリーもきちんとサイコパスだからね。

あとは、周りの反応から、
双子サスペンスあるあるの実は一人しかいなかった説は、ないと思うんだけどどうかなぁ・・・