『ラビット・ホラー３Ｄ』義母への悔悟と弟とウサギ【ネタバレ/考察】

怖さ　　　　・
ストーリー　★★★
グロさ　　　★

公開：2011

制作：日本

時間：83分

監督：清水崇

撮影監督：クリストファー・ドイル

キャスト：

満島ひかり、渋谷武尊、香川照之、大森南朋、緒川たまき

あらすじ：

死にかけたウサギを惨殺した幼い弟・大悟と声ので出ないキリコは異母兄弟。父は童話作家で「人魚姫」の絵本作りに没頭している。ある日映画館でスクリーンから飛び出たウサギを手に入れた大悟は、夜な夜な巨大なウサギに連れられて、遊園地や廃病院をさまようという幻想に悩まされる。キリコと父も次第にその悪夢に巻き込まれていく。

 

〇パナソニックが開発した世界初の一体型二眼式３Ｄカメラ「AG-3DA1」を映画で初めて使用。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(出典：Wikipedia)

 (視聴：TSUTAYAレンタル)

 

 

ーーーーーー以後ネタバレあります。ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

おそらく、３D映画全盛期＆子役全盛期に作られた映画。

吉田翔くん、渋谷武尊くん、田辺桃子ちゃんなど

有名な子役さんが出てて、なんとも私得でした。

 

こういう、”こどもが現実の世界と夢の世界を混同して迷い込んじゃうお話”、好き。

パンズ・ラビリンス然り、フィービー・イン・ワンダーランド然り。

 

今回の夢の世界の案内人はこのウサギさん　↓

ちゃんと乳首ついてるの、ポイント

 

新しいお母さんが好きになれなかった。

悪気はなかったけど、メリーゴーランドから突き落として死なせてしまった。

お腹の中にいた弟も。

その罪悪感から、声を失い、幻覚上の弟と一緒に生きてきた。

 

押し入れに閉じ込められたシーンで、

お父さんは、閉じ込められた弟より姉の方を心配していてひどいなぁと思ってたけど、

そもそも弟は存在せず、姉にしか見えていなかったと。なるほど。

 

満島さんと香川さんの演技が安定に素晴らしい。

切ねぇ。どうしよーもねぇよな。新しいお母さん問題はな。

 

キリコは、ウサギの穴(螺旋階段)から落ちて死んじゃうんだけど、

キリコの幻覚症状が、父親に移った？

弟の幻影は、父親に憑りついてこの世に生まれ出ようとしている、らしい。

 

ちなみに、ウサギの着ぐるみを着ていたのは、

少しでも主人公と仲良くしたいと努力した新しいお母さん。