『黄龍の村』よそはよそ。うちの村に入ってきたからにはしゃーない【ネタバレあり】

スプラッター

2024.04.13

怖さ　　　　　・
ストーリー　　★★
グロさ　　　　★★★

英題：YELLOW DRAGON’S VILLAGE

公開：2021.9.24

制作：日本

時間：66分

監督：阪元裕吾

キャスト：水石亜飛夢
松本卓也
鈴木まゆ
秋乃ゆに
ウメモトジンギ
石塚汐花
大坂健太

あらすじ：
キャンプ場への道中、携帯も繋がらない山中で車がパンク
助けを求め迷い歩く若者たちが辿り着いた「龍切村」
その奇妙な村を舞台に
狂気の集団と若者たちの想像を絶する惨劇が勃発する

(出典：公式サイト)

(視聴：amazon prime)

一見よくある
調子乗った若者たちが村の禁忌犯した系スプラッターかと思うけど、
それだけじゃなかった！！

ーーーー以下、ネタバレありーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

登場人物
(陽キャたち)
優希…グループのリーダー格でお調子者
真琴…睦夫の妹
なごみ…下ネタいう関西弁の女子。孝則の彼女
孝則…運転手。黒い野球帽
うらら…茶髪ギャル。

(陰キャたち)
睦夫…仏像くん。真琴の兄
啓作…過去を語りたがらないコワモテ
梶原…緑ジャージで斜に構えてるやつ。青春を取り戻しに来たらしい。ずっと昔、この儀式でばあちゃんを殺された

(黄龍の村)
新次郎…馬に乗った第２村人
千代…中国拳法を使う
奈穂美…潜入捜査していた真琴・睦夫の妹
莉子…一番下。鍋を素手で掴まされてた子

(おびんたわらさま)
十兵衛…儀式の肉だけを食べて生きている。小さいころに村に連れてこられて狭い部屋に閉じ込められた。お父さんとお母さんを食べた。エンドロールで上京。梶原の助手に。

BBQを楽しむために集まった若者7人。
(混ぜるな危険レベルの陰陽メンバーだけど、LINEで参加募ったら来たらしい)

車がパンク、電波なし。の王道ホラー映画のプロットで
龍切村(たつきりむら)という村を見つける。

第１村人(焚火ワイヤレスイヤホン直立じいさん)に無視され、
頭に包丁が刺さった案山子に出会い、村のヤバさをうっすらと感じる。

馬に乗った新次郎と遭遇し、パンクした車は朝一で直すから泊まっていけと誘われる。
乗り気ではないが、圧に押され家にお邪魔すると、若い女三人衆に迎えられる。
また、料理も寝床も準備されている。

次の日、陽キャの1人が消え、
朝食中に背中から包丁を刺されてから事態は一変する。

村に来たものは、おびんたわらさまの食べる肉になる
それは決まりだからしゃーないやろ、と唐突にヤクザ映画に様変わり。

陽キャたちは次々殺されていく。

しかし、陰キャは強かった。
睦夫、啓作、梶原、真琴は過去に身内を、おびんだわらさまに肉として献上された過去を持ち、
復讐のためしっかり下調べしてこの村に乗り込んできたのだった。
(スパイとして末の妹をこんな危険な村に放り込むのはド畜生)

「俺たちはこれからの未来を担う若者です。
お前らみたいに古い風習に憑りつかれた老害どもは死ね」

このセリフ、とてもいい。
村の風習に巻き込まれるホラー大好物なんだけど、
みんな命からがら逃げて終わる作品が多い中
ここまでの復讐で乗り込んできたのかっこいい。
いいセリフ。頭の固い上司とかにも言いたいよね。

陰キャが強くて
中二病漂う復讐劇が癖になった！

陽キャが死んで、陰キャが生き残るプロット、
好きな人いるよね？

水石亜飛夢

コメント皆様のコメントでこの映画をより深く分析したい

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