『オテサーネク 妄想の子供』もう木の根っこが子供にしか見えない夫婦の怪【ネタバレ】

怖さ    ・
ストーリー ★★
グロ    ★★

オテサーネク (字幕版)

原題:Otesánek

公開:2000年

制作:チェコ・イギリス合作

時間:132分

監督:ヤン・シュヴァンクマイエル

キャスト

ヴェロニカ・ジルコヴァ
ヤン・ハルトゥル
ヤロスラヴァ・クレチュメロヴァ
パヴェル・ノヴィー
クリスティーナ・アダムコヴァ
ダグマル・ストリブルナ

あらすじ

不妊に悩む夫婦がいた。ある日、夫が庭の手入れをしていると、偶然見つけた切り株が、子供の形に見えたことから、それを持って帰って奥さんに見せると、彼女はそれを我が子と信じ、人間の子のように世話をしはじめる。ご飯を与えても与えても“もっと食べたい”と訴える我が子に、夫婦は大量の食料を買い込み、せっせと食事を与え続けるのだが・・・

                                  (出典:Wikipedia)

 

(視聴:Amazon prime オテサーネク (字幕版))

 

 

—–以後ネタバレ☟—————————————–

 

自分で切り株を赤ちゃんに見立てといて、

奥さんが乗り気になったら急に「ただの木だ!!」とか言う旦那

手のひら返しが早すぎて震えた。w

 

夫婦のヤバい妄想の話かと思っていたけど、

切り株赤ちゃん、実際に命宿っているタイプ。

チェコの民話「オテサーネク(食人木)」を元にした作品。

伝説上の食虫植物の一種で、人や大型動物を殺して食い尽くす。

走り回ったり悲鳴を上げる植物はマンドラゴラなどと呼ばれる。

このような植物の存在は現実には知られていないが、

裏づけの取れていない報告は多いらしい。

 

食欲が止まらず、ミルクだけでは足りず

飼い猫、家に尋ねてきた郵便局員、福祉士まで平らるようになり

夫婦はお手上げ状態で、地下に閉じ込める。

それ以降は、夫婦の隠し事を見透かしていたアパートの隣の部屋の女の子が、

地下にいる切り株赤ちゃん(もう赤ちゃんていうレベルのデカさではない)

のお世話をするようになる。

永遠に空腹の切り株は、チェーンソーで殺そうとした父親、

次いで母親までも食べてしまう。

(きちんと「パ,,パ…。 パ,,,,パ..」と発語した後に食すの、とても親孝行だった。)

 

チェコの民話では、最後にキャベツ畑を荒らされたおばさんが

斧でオテサネークの腹を割ると、中から食べられた人たちが生還する

というお話だったけど、

この切り株赤ちゃんは、人を丸飲みしたわけじゃなく

きちんと毛を剝ぎ取って、骨を除いて食べてるから、

きっと食べられた人が還ってくることはなさそう・・・。

 

根っことかたくさんあるのに、きれいに産着きせるな~ってお着換えシーンの度に関心してしまった。

 

80年代くらいの作品だと思ってた

食事のスープが本当にまずそうで見てるこっちが吐きそう…

 

amazon prime

オテサーネク (字幕版)

コメント 皆様のコメントでこの映画をより深く分析したい

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